おはようございます!
夜はコロッとすぐ寝てしまう派の塗山です。
とやまのび太です笑。
今回のテーマは、
変形性股関節症と夜間痛についてです。

夜間痛って嫌ですよね…

痛みで目が覚めてしまうことがあります…
変形性股関節症と夜間痛:原因と対策
こんにちは、整形外科医の塗山正宏です。
今回は「変形性股関節症と夜間痛」についてお話します。
変形性股関節症は、日中の活動中に痛みが現れることが多いですが、夜間に特に痛みを強く感じることもあります。
夜間痛は、睡眠の質を低下させ、翌日の体調にも大きな影響を与えるため、患者さんにとって深刻な問題です。
この記事では、夜間に痛みが生じる原因とその対策について塗山が笑顔で解説します。
変形性股関節症とは
変形性股関節症(Osteoarthritis of the Hip)は、股関節の軟骨が摩耗し、関節内で炎症が起こることによって生じる慢性疾患です。
股関節は体重を支えるため、日常生活で絶えず負荷がかかりやすく、軟骨の摩耗が進むと痛みや股関節の可動域制限が発生します。
股関節の軟骨がすり減ると、骨同士が直接接触し、痛みが強くなるのが特徴です。
夜間に痛みが強くなる原因
変形性股関節症の痛みは、夜間に強くなることがよく報告されています。
夜間痛の原因には、いくつかの要素が考えられます。
- 安静時の血流低下
- 日中は活動によって股関節周囲の血流が促進されるため、痛みが軽減されることがあります。しかし、夜間に体が安静になると血流が低下し、酸素の供給が減少します。この結果、炎症が悪化し、痛みを感じやすくなるのです。
- 日中は活動によって股関節周囲の血流が促進されるため、痛みが軽減されることがあります。しかし、夜間に体が安静になると血流が低下し、酸素の供給が減少します。この結果、炎症が悪化し、痛みを感じやすくなるのです。
- 関節の圧迫
- 寝ている間に同じ姿勢を長時間続けると、股関節に圧力がかかりやすくなります。特に横向きで寝る場合、下側の股関節に体重が集中し、関節が圧迫されることで痛みが増すことがあります。
- 寝ている間に同じ姿勢を長時間続けると、股関節に圧力がかかりやすくなります。特に横向きで寝る場合、下側の股関節に体重が集中し、関節が圧迫されることで痛みが増すことがあります。
- 筋肉や腱の硬直
- 日中の活動で筋肉や腱が硬直し、夜間にその硬直が痛みを引き起こすことがあります。特に股関節周囲の筋肉が緊張すると、股関節に負荷がかかり、痛みが増す傾向にあります。
- 日中の活動で筋肉や腱が硬直し、夜間にその硬直が痛みを引き起こすことがあります。特に股関節周囲の筋肉が緊張すると、股関節に負荷がかかり、痛みが増す傾向にあります。
- 炎症の進行
- 変形性股関節症では、関節内で慢性的な炎症が生じているため、夜間の安静時にも炎症反応が継続することがあります。この炎症が夜間痛の一因となることも多いです。
- 変形性股関節症では、関節内で慢性的な炎症が生じているため、夜間の安静時にも炎症反応が継続することがあります。この炎症が夜間痛の一因となることも多いです。
夜間痛を軽減するための対策
夜間痛を軽減し、快適な睡眠を確保するためには、以下の対策を実施することが効果的です。
- 寝具の工夫
- 硬すぎるベッドやマットレスは、股関節に圧力をかけやすいため、柔らかいマットレスやクッションを使用して体重の負担を分散しましょう。また、横向きで寝る場合には、股関節に負荷がかからないように膝の間にクッションを挟むと良いでしょう。
- 硬すぎるベッドやマットレスは、股関節に圧力をかけやすいため、柔らかいマットレスやクッションを使用して体重の負担を分散しましょう。また、横向きで寝る場合には、股関節に負荷がかからないように膝の間にクッションを挟むと良いでしょう。
- 姿勢の調整
- 仰向けで寝ることで、股関節にかかる圧力を軽減できます。仰向けの姿勢が難しい場合、側臥位であればクッションを活用して関節の負荷を和らげる工夫をしましょう。
- 仰向けで寝ることで、股関節にかかる圧力を軽減できます。仰向けの姿勢が難しい場合、側臥位であればクッションを活用して関節の負荷を和らげる工夫をしましょう。
- 温熱療法
- 就寝前に股関節を温めることで、血流が促進され、筋肉の緊張が緩和されます。温かいタオルやホットパックを股関節に当てると、夜間の痛みが軽減されることが期待できます。
- 就寝前に股関節を温めることで、血流が促進され、筋肉の緊張が緩和されます。温かいタオルやホットパックを股関節に当てると、夜間の痛みが軽減されることが期待できます。
- ストレッチとエクササイズ
- 日中の運動不足や筋肉の緊張が夜間痛に影響するため、適度なストレッチやエクササイズを取り入れることが重要です。股関節周囲の筋肉を強化し、柔軟性を高めることで、股関節にかかる負担を減らすことができます。
- 日中の運動不足や筋肉の緊張が夜間痛に影響するため、適度なストレッチやエクササイズを取り入れることが重要です。股関節周囲の筋肉を強化し、柔軟性を高めることで、股関節にかかる負担を減らすことができます。
- 痛み止めの服用
- 医師の指導のもと、鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用することで、夜間痛を軽減することができます。特に、炎症が原因で痛みが強い場合には、これらの薬が効果的です。
- 医師の指導のもと、鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用することで、夜間痛を軽減することができます。特に、炎症が原因で痛みが強い場合には、これらの薬が効果的です。
- 適切な体重管理
- 体重が増加すると、股関節にかかる負担が大きくなり、痛みが悪化する可能性があります。適切な体重を維持することで、関節への負担を減らし、夜間痛の軽減に繋がります。
- 体重が増加すると、股関節にかかる負担が大きくなり、痛みが悪化する可能性があります。適切な体重を維持することで、関節への負担を減らし、夜間痛の軽減に繋がります。
夜間痛が続く場合の注意点
夜間痛が続く場合や痛みが強くなった場合は、放置せずに整形外科医に相談することが重要です。
痛みが慢性化すると、日常生活の質が低下するだけでなく、症状が進行して手術が必要な状態になる可能性があります。
早期の診断と治療によって、変形性股関節症の進行を抑制し、痛みを効果的に管理することができます。
まとめ
変形性股関節症の夜間痛は、日常生活だけでなく睡眠にも大きな影響を与えます。
しかし、適切な対策を講じることで痛みを軽減し、快適な睡眠を確保することが可能です。
寝具の調整や姿勢の工夫、ストレッチやエクササイズ、さらには鎮痛剤の使用など、多角的なアプローチを取り入れながら、股関節の痛みの管理に取り組みましょう。
夜間痛が続く場合や症状が悪化する場合は、必ず専門医に相談してください。
もし、股関節の変形が進行し、夜間痛が改善しないようであれば、手術を考えなければいけないタイミングかもしれません。
まずは、早期の治療介入が、より良い生活の質を維持するために重要です。
放置せずに早期に対処をしていきましょう!
よろしくね~♪
変形性股関節症による夜間痛が続くようであれば要注意!適切な対処をしましょう!

「ホットドッグにはビールでしょ!!」
ジャンクフードにはビールが合うと思っている整形外科医の塗山正宏でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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