おはようございます!
いつまで地球は存在するのか気になる時がある塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と宇宙服についてです。
さとみさん
宇宙服?突然なんですか?
塗山正宏
そう焦らないでください!説明していきますから!
知っている方も多いかもしれませんが、人工股関節置換術を行う際には、宇宙服みたいな格好で手術を行っています。
写真でも見たことある人がいるかと思います。
↑こんなのかぶって人工関節の手術をしています。
昔はこういう格好をすることで、術後感染症を減らすことが出来ると考えられていました。
しかし、色々と検証を重ねた結果、この宇宙服には感染症を予防する効果は殆どないことがわかってきました。
そのため、最近ではこの宇宙服を着ないで人工関節手術を行う先生も少なくありません。
たまに病院のホームページで、「当院では宇宙服を着て手術をしているので、感染症のリスクが低いです」というようなことを書いてあったりしますが、正確に言うと、真実ではないですね(笑)
↑ちなみに宇宙服の下はこんな感じのヘルメットになっています。
私自身は術後感染症を予防するという目的よりも、
・医療者の血液の被爆予防
・身体全体が綺麗な布で覆われるので手術に集中しやすい
という意味で宇宙服を着ることにしています。
手術をする際はいつもこのヘルメットを被っているので、たまに被る必要のない手術の時は、なんだか落ち着かない気分になりますね。
メガネをし忘れているくらい落ち着かないですね笑
以上、宇宙服についてお伝えしました!
たまに宇宙服を着ない手術の時は、なんとなく心が落ち着かない!笑
「ちょ、やめろって~!」
小学校時代は俊足だった整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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