おはようございます。
毎日ブログ投稿をひたすら頑張り続けている塗山正宏ですよ。
みなさん応援宜しくお願いしますよ?(笑)
今回のテーマは
人工股関節置換術と立会い業者についてです。
インプラントを使う手術において、そのインプラントを販売しているメーカーの人間が、実際にインプラントを使用する手術に立ち会うことがあります。
それはインプラント、および器械の使い方を医師、手術室看護師に手術中に教えるためです。
これは整形外科に限らず他の外科系手術ではよくあることです。
特に整形外科手術のなかで代表的な人工関節の手術では、手術中に使用する器械の数が多いため、メーカーの立会いがあることが非常に多いです。
以前は人工関節の手術ではメーカーが立ち会うのが当たり前の時代でした。
しかし、以前に比べて大学病院では、メーカーの立会いの規制が厳しくなっているようです。
しかし、一般病院ではメーカーが手術に立ち会う事がまだまだ現実的には多いです。
むしろ基本的に人工関節メーカーの立会いがある事が殆どだと思います。
人工関節のインプラントや器械の使い方に慣れないうちは、メーカーの人間がいると医師や看護師も安心感があるかと思います。
しかし、メーカーの人間が常時立会いをしていると医師、看護師にとっては「何か困ったらメーカーの人間に聞けばいい」という気持ちになりがちです。
私はそれではダメだと感じます。
手術において使用する器械については、医師と看護師は全て把握している必要があると思います。
むしろ把握していなければならないですね。
スタッフ全員が器械についてしっかり把握していれば、メーカーの立会いは必要ないはずです。
私は基本的にメーカーの立会いをさせていませんが、立会いがないことによって、スタッフの手術に対するモチベーションを高めることに繋がると思っています。
オペに係わるスタッフ全員が手術に対しての向上心が無ければ、成長はありませんからね。
より良いオペをするために、スタッフ全員のスキルアップが欠かせません!
スタッフ全員のモチベーションが無ければオペのレベルはあがらない。
「最初はグー!」
週末は掃除&洗濯がルーティンワークの整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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