おはようございます。
つまらない映画を見ていると確実に寝てしまう塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術の手術手技料についてです。
人工股関節置換術の1件あたりの手術手技の代金っていくらなんでしょうか?
簡単にいうと、私が人工股関節置換術を1件行うと発生するお金(医療費)のことです。
答えは・・・・
376900円!!(2023年1月現在)
約37万円!
四捨五入したら約38万円!
これが高いと思い人もいれば、安いと思う人もいるのかもしれません!
あ、これは保険がない場合の10割の値段ですからご注意を。
ちなみに外科で行われているすい臓ガンに対して行う腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術の手術手技料は
1584500円!!
そうです!158万円ですよ!
158万円で、ガリガリ君が約22571本食べれますよ!
とんでもない本数ですね(笑)
絶対食べきれませんよ!
ふと思いましたが、この値段って誰が決めているの??
そうです、これは厚生労働大臣が決めているのです。
実はこの料金は、診療報酬の改定があったりすると、少し安くなったり、少し高くなったりします。
そして、この価格は日本全国、人工関節の手術はどの医師が行っても同じ値段です。
北は北海道から、南は沖縄まで、日本のどこの病院でも同じ価格に設定されています。
経験豊富な手術が上手い先生が行っても、まだまだ経験が少ない手術が下手な先生が行っても同じ価格です。
研修医が行っても同じ値段です…(汗)。
これが日本の保険診療の良い点ではあるとおもいますが、この点については、今となっては私個人的にはあまり納得がいかないところではありますけどね(笑)
人工股関節置換術の手術手技料は約38万円です!
「マイナスイオンを浴びた~い!!」
花粉症という病気は無くなればいいと思っている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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