膝関節39 膝関節の痛みとAPS療法

APS療法 膝関節

おはようございます。
寝起きはまず右脚から歩き出すことが多い気がする塗山正宏です。
本当は左脚かもしれませんが笑。


今回のテーマは、

膝関節の痛みとAPS療法についてです。



何回かAPS療法について触れていますが、しつこくAPS療法の話です(笑顔)。

APS療法は次世代PRPと呼ばれている治療です。

日本では、まだまだ歴史が浅い治療ですが、有効な治療の選択肢のひとつです。


今回はAPSに含まれる成分の紹介です。

APS(Autologous Protein Solution)には、

APSに含まれている成分

・抗炎症性サイトカイン(IL-1ra,sTNF-RI,sTNF-RII,IL-4,IL-10,IL-13,IFNγ)
炎症性サイトカイン(IL-1,TNFα)の働きを阻害する

・血小板由来成⻑因⼦(PDGF-aa, PDGF-bb)
細胞の複製を刺激し、 血管形成・上皮形成・肉芽組織形成を促進する

・形質転換成⻑因⼦(TGF-β1, TGF-β2)
細胞外マトリックス形成を促進し、骨細胞の代謝を調節する

・線維芽細胞増殖因⼦(FGF)
内皮細胞および線維芽細胞の増殖を促進する

などが含まれています。

このように関節の痛みを抑えるための様々な成分が、APSには含まれています。

手術を悩んでいる方は、まずはAPS療法を考えてみてもいいかもしれません。

以上さらっとAPSの成分について紹介させていただきました。



関節の痛みにAPS療法を試してみるのもあり!

「おふざけ辞めてくださ~~い!」

注射よりもマッサージが好きな整形外科医の塗山正宏でした。



【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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