おはようございます。
どちらかというとO脚傾向の塗山正宏です。
変形性膝関節症にはなりたくないですね（切実）。
今回のテーマは、
人工膝関節置換術とX脚についてです。
変形性膝関節症の患者さんの大多数はO脚になっています。
しかし、変形性膝関節症の患者さんのなかには反対にX脚の人もいます。
O脚の場合は、関節の内側の軟骨が摩耗していますが、
X脚の場合は、反対に関節の外側の軟骨が摩耗している状態です。
ひどいX脚になっていても、人工膝関節置換術を行うことによって、脚がまっすぐになります。
ただし、X脚の場合は内側側副靭帯がゆるんでしまっている場合があるため、膝関節の安定性を保つために通常よりも拘束性が高い人工膝関節のインプラントを使用する場合があります。
インプラントの機能で膝関節の安定性を保つわけです。
また、変形性股関節症の患者さんのなかには、両脚または片脚がX脚になっている場合があります。
その場合、股関節の変形を治しただけでは、歩行障害が完全には改善しない可能性があります。
その場合にはX脚を手術して、体重がうまく膝にかかるようにしたほうが歩行しやすくなるでしょう！
バランスよく歩行するのが大事ですからね（笑顔）。
曲がった脚は治すべき！
「痛みから解放された～～い！」
たまごかけご飯（TKG）が好きな整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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