膝関節120 変形性膝関節症と湿布

湿布 膝関節

おはようございます!
平日は糖質をあんまり摂取しない整形外科医の塗山正宏です。
タンパク質!!



今回のテーマは、

変形性膝関節症と湿布についてです。




塗山先生
塗山先生

今回は皆さんが割と好きな湿布の話ですよ~!

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減って骨同士がぶつかり合い、炎症や痛みを引き起こす病気です。

高齢者や肥満者、スポーツ選手などに多く見られます。

変形性膝関節症は、一度傷ついた軟骨を元に戻すことは困難であるといわれています。

車のタイヤと一緒で使えば使う程すり減っていきます。






変形性膝関節症の治療法には、運動療法、薬物療法、手術療法などがありますが、今回は湿布について優しく説明したいと思います。

湿布とは、皮膚に貼ることで、痛みや炎症を和らげる効果がある薬剤を含んだシートやテープのことです。

湿布には、冷湿布温湿布の2種類があります。

冷湿布

冷湿布とは、メントールなどの成分によって、皮膚に冷たさを感じさせる湿布です。

冷湿布は、炎症や腫れがある場合に有効です。

炎症や腫れが起こると、血管が拡張して血流が増え、熱が発生します。

この熱が痛みを増幅させることがあります。

冷湿布を貼ることで、血管を収縮させて血流を減らし、熱を逃がすことができます。その結果、痛みや炎症が軽減されます。

温湿布

温湿布とは、カプサイシンなどの成分によって、皮膚に温かさを感じさせる湿布です。

温湿布は、慢性的な痛みやこわばりがある場合に有効です。

慢性的な痛みやこわばりが起こると、血管が収縮して血流が減り、筋肉や関節が硬くなります。

この硬さが痛みを引き起こすことがあります。

温湿布を貼ることで、血管を拡張させて血流を増やし、筋肉や関節をほぐすことができます。

その結果、痛みやこわばりが緩和されます。




変形性膝関節症の場合、通常は痛みの原因となっている膝関節周囲の筋肉の血液循環を促すために温めることがおすすめです。しかし、皮膚表面のみ温まっても効果が限定的なので、湿布で温めるよりも、お風呂や湯たんぽなどで温めたほうがより効果的です。

ただし、変形性膝関節症による炎症を伴う膝関節の腫脹や熱感がある時には、膝関節周囲を冷却(アイシング)をして、炎症を抑えるようにしましょう。


湿布の使い方には、以下のような注意点があります。

  • 湿布は、1日に使用する枚数や時間を守りましょう。使用量を超えると、皮膚がかぶれたり、薬剤の血中濃度が上がって副作用が起こる可能性があります。たまに体中に貼っている方がいますが辞めたほうが良いでしょう。

  • 湿布は、清潔な皮膚に貼りましょう。汚れや油分があると、湿布がうまく貼れなかったり、かぶれやすくなったりします。また、傷口や湿疹などの皮膚の炎症がある部位に貼るのは控えましょう。

  • 湿布は、貼った部位に日光が当たらないようにしましょう。特に、ケトプロフェンという成分を含む湿布は、日光によって光過敏症という皮膚の炎症を起こすことがあります。日焼け止めなどに入っているオクトクレリンという成分との相互作用にも注意が必要です。

  • 湿布は、他の薬との併用に注意しましょう。特に、ロコアテープという湿布は、吸収率が高く、飲み薬と同じような効果や副作用が起こることがあります。飲み薬との飲み合わせにも注意が必要です。また、ハッカ油を多く含んでいるので、匂いが強く、喘息や消化性潰瘍などを既往に持つ方は特に注意が必要です。

湿布は、痛みや炎症を和らげる効果がありますが、使い方や種類によって効果や副作用が異なります。

自分に合った湿布を選び、正しく使用することが大切ですよ!



湿布はやみくもに使わずに適切に使用しましょう!

チキン

「チキン食べ放題!」

ケンタッキー食べ放題をたまに食べたくなるけど結局行かない整形外科医の塗山正宏でした。


【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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