膝関節25 変形性膝関節症の病期分類

病期分類 膝関節

おはようございます。
いつまでも全速力ダッシュが出来るような身体をキープしたい塗山正宏です。





今回のテーマは、

変形性膝関節症の病期分類についてです。



以前の記事で変形性股関節症の病期分類について紹介しましたが、変形性膝関節症にも病期分類というものがあります。

有名な分類では、Kellgren-Laurence(KL)分類というものがあります。

主に関節軟骨の減少程度と骨棘の形成程度により重症度の分類がされています。

この変形性膝関節症の分類では5段階で分類されています。


変形性膝関節症の病期分類 Kellgren-Laurence(KL)分類
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Grade 0 :正常
GradeⅠ:関節裂隙狭小のないわずかの骨棘形成 , または軟骨下骨硬化
GradeⅡ:関節裂隙狭小(25% 以下)あるも骨変化なし
GradeⅢ:関節狭小(50%~75%)と骨棘形成 , 骨硬化像
GradeⅣ:骨変化が著しく,関節裂隙狭小(75% 以上)を伴う

と分類されています。


写真を見るとわかりやすいですね。

病期が進行すればするほど、大腿骨と脛骨の隙間(関節裂隙)が狭くなっています。

もちろん病期が進行すればするほど膝関節の症状が悪化していきます。

膝関節が痛い人は、まず自分の膝関節の状態がどの段階なのか、一度調べておいたほうがいいでしょう!


自分の膝を大事にしてあげて!

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「冷蔵庫にあったプリン、なんで勝手に食べたの!!」


冷蔵庫のものを勝手に食べて怒られたことがある整形外科医の塗山正宏でした。


【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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