おはようございます。
痛みには割と強いタイプだと勝手に思っている塗山正宏です。
きっと強いはず!笑
今回のテーマは、
人工膝関節置換術の手術後の痛みについてです。
はい、外来でよく聞かれる質問シリーズの時間です!
「人工膝関節の手術が終わった直後って、凄く痛いのですか?」
この質問、定期的に受けますね。
答えは・・・
そんなことはありませんよ!
はい、NO!です。
私はいかに手術後に痛みを感じないようにするかが、リハビリを進めていくなかで、重要なことだと思っています。
そのため、様々な鎮痛方法で術後の痛みをコントロールするようにしています。
もちろん痛みがなるべく出ないように、膝関節周囲の筋肉や腱などの組織にダメージが最小限になるように手術をするように心がけています。
なるべく周囲の組織にダメージを与えないかが、術後の痛みをコントロールするうえでは大事なのです。
もちろん手術方法だけでなく、鎮痛薬、局所の注射、点滴等、様々な疼痛コントロール方法を用いています。
実際、手術が終わった直後はあまり痛みが出ません。
もし、仮に手術が終わった直後に痛みが出たとしても、通常は2~3時間程度で痛みは落ち着くことが多いです。
そして、手術当日の夜に痛くて眠れないことは基本ありません。
痛み自体はリハビリが進んでいくと、膝関節の周囲が腫れてきますので、腫れによる膝周囲の筋肉痛が非常に出やすくなります。
痛み自体が強くなってしまうと、リハビリが進みづらくなってしまうので、 疼痛コントロールって本当に大事なのです。
とにかく術後の痛みが少しでも和らげるように、今後も色々と工夫していきます!
人工膝関節置換術後の夜は痛みで寝れない事はない。
「3の次は??フォー!!」
フォーにはパクチー大盛りにしたい派の整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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