おはようございます。
自慢の血管があるので、採血は失敗されたことがない塗山正宏です。
誰か採血しますか!?笑
今回のテーマは、
骨粗鬆症とロモソズマブについてです。
骨粗鬆症は・・・
「加齢などにより骨吸収と骨形成のバランスが崩れてしまい、相対的に骨吸収が優位になることで骨量の減少が起き、さらに骨強度が低下することによって、骨折が起こりやすくなる疾患」
です。
文章が長いですね笑。
簡単に言えば、「骨が折れやすい状態」ってことですね!
年々高齢者の増加に伴い、骨粗鬆症の患者数は増加傾向にあります。
骨粗鬆症治療の目的は骨折の予防であって、その中心となるのは大腿骨近位部骨折と脊椎椎体骨折の予防になります。
大腿骨近位部骨折や脊椎椎体骨折が連鎖すると、寝たきりの原因になる可能性があるため、薬物治療をはじめとする早期治療が必要不可欠です。
というわけで、
2019年に発売された骨粗鬆症の薬剤があります。
ロモソズマブ(ヒト化抗スクレロスチンモノクローナル抗体)という薬剤です。
商品名は「イベニティ」です。
今までの骨粗鬆症の薬剤というのは、
の大きく二つに分かれていました(これ以外の薬剤もありますが・・・)。
このロモソズマブは、骨形成促進薬と骨吸収抑制薬の二つの作用を持った初めての薬剤とされています。
短期間での骨密度上昇効果があり、骨粗鬆症に有効な薬剤のひとつです。
ちなみにロモソズマブ(商品名 イベニティ)は、月1回皮下注射で投与する薬剤です。
投与期間は1年間の合計12回になります。
簡単ではありますが、骨粗鬆症の薬剤の紹介でした!
骨粗鬆症が心配な方は一度検査してみませんか??
骨粗鬆症はしっかり治療しなきゃ!
「ラーメンライスは最高のアンチダイエットフード!」
焼肉ではキムチ盛り合わせを必ず注文する整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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