格言 Season186

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1. 整形外科医が考える“成功する手術”の本当の意味

整形外科医の塗山正宏です。

外来で患者さんから、こんな質問を受けることがあります。

あゆみさん
あゆみさん

先生、この手術は成功しますか?

多くの方が想像する“成功”とは、
・手術が予定通り終わること
・合併症が起きないこと
・レントゲンがきれいなこと
かもしれません。

もちろん、それらはすべて重要です。

しかし私は、もう一歩先を大切にしています。

塗山先生
塗山先生

良い手術とは、手術が終わったあとに笑顔が増える手術です。




2. 成功=医師の満足、ではない

医師の立場から見れば、

  • 技術的にうまくいった
  • 手順通りにできた
  • 数値や画像が良好

これらは「良い手術」に必要な条件です。

しかし、
患者さんの人生が良くなっていなければ、真の成功とは言えません。


3. 笑顔が増えるとは、どういうことか

手術後に笑顔が増える患者さんには、共通点があります。

  • 外に出る回数が増えた
  • 人と会うのが楽しくなった
  • 「またやりたいこと」が出てきた
  • 表情が明るくなった

笑顔とは、
身体が動き、心が前を向いているサイン です。


4. 人工関節手術が目指すもの

人工股関節置換術や人工膝関節置換術は、単に痛みを取る手術ではありません。

  • 生活を取り戻す
  • 行動範囲を広げる
  • 自分らしさを取り戻す

その結果として、自然と笑顔が増えていく。

それが、この人工関節手術の本質です。


5. 手術後に大切なのは「日常」

笑顔は、手術室の中では生まれません。

  • 歩けた
  • 出かけられた
  • 人と話せた
  • できなかったことができた

こうした日常の小さな成功が積み重なって、表情は変わっていきます。

だからこそ、
手術後のリハビリと生活がとても重要なのです。


6. 医師の役割は“笑顔まで見届けること”

私は、
「手術が終わった瞬間」ではなく、
「その後の人生」までを手術の一部だと考えています。

  • 不安な時期
  • 回復が遅いと感じる時期
  • 自信を失いかける時期

それらも含めて、伴走する。

その先に、笑顔があります。


7. 最後に塗山からメッセージ

塗山先生
塗山先生

良い手術とは、
手術が終わったあとに笑顔が増える手術です。

技術だけでは、笑顔は生まれません。

医師と患者さんが同じ未来を見て、一歩ずつ進んだ先に、自然と生まれるものです。

私はこれからも、
「笑顔が増える医療」 を目指して、診療を続けていきます。

皆様、今後とも宜しくお願い致します!




【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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