膝関節38　膝の痛みとPFC-FD注射

おはようございます。
いつまでも少年の心を忘れたくない塗山正宏です。

今回のテーマは、

膝の痛みとPFC-FD注射についてです。

人工関節手術を受けるまでの治療の選択肢として再生医療があります。

私は再生医療の治療のひとつとして、PFC-FD注射を行っています。

PFC-FD注射は、

Platelet-derived Factor Concentrate – Freeze Dryの略です。

日本語で言うと、「血小板由来因子濃縮物」になります。

最近、再生医療でよくPRP（多血小板血漿）という言葉を聞く機会が増えたかと思いますが、そのPRPを濃縮したものがPFCです。

上のグラフが示すように成長因子の濃度や総量が、通常のPRPと比較してPFCのほうが多いのが特徴です。

膝の痛みがなかなか治らない場合には、一度検討しても良い治療方法かなと思います。

再生医療に興味がある方は是非検討してみてはいかがでしょうか？

以上、さらっとPFC-FD注射についてお知らせさせていただきました。

「はい、わたし八木ですけど？」

再生医療が保険適応になってほしいと願う整形外科医の塗山正宏でした。

【執筆】塗山正宏　医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医