おはようございます。
ナンバーワンよりもオンリーワンを目指したい塗山正宏です。
花屋の店先から並んだ~♪
今日のテーマは、
人工股関節とステムについてです。
人工股関節のインプラントは主に4つのインプラントから構成されています。
大腿骨に入るステムには主に2種類あります。
・セメントステム
・セメントレスステム
このふたつのステムの種類があります。
ちなみにインプラントを固定するセメントを紹介しましょう。
と、添付文書に記載されていますね。
あくまでもこれはセメントの一例なので、厳密にはセメントの商品によって成分は変わります。
さて、本題に戻りますが、
・セメントステム
骨セメントを利用してステムを大腿骨に固定する。
骨とステムの間にセメントがある。
・セメントレスステム
ステムを直接大腿骨に接して固定する。
徐々にステム表面に骨が入り込んできて、骨とステムが固定される。
ただし、良好な初期固定が得られないと、ステムに骨が入り込まない。
日本では使用されているステムの約8割くらいが、セメントレスステムになります。
昔はセメントステムのほうが、長期成績が良いというデータがありましたが、現在はセメントステムとセメントレスステムはあまり長期成績が変わらないとされています。
ちなみに、私は主にセメントレスステムを使用しています(笑顔)。
以上、本日は人工股関節で使用されるステムについてお知らせしました!
ステムにはセメントステムとセメントレスステムがある。
「ピザじゃなくて、ピッツァ!って言わせて!」
ピザ食べ放題では常に限界までチャレンジしてしまう悪い癖がある整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
コメント
初めまして、ご確認させて頂きたくコメント致します。
先月人工股関節置換術を致しました。
インディバと言う電磁波エネルギーによる高周波温熱機器の利用は身体的に可能でしょうか。
個人的にネットで調べた感じですと〇だったり×だったりと的確な情報が得られませんでした。
術後のアフターケアと思い通っているのですが人工股関節にした辺りがピリピリしたり足が重く感じたり違和感感じたりと最近心配になってきました。体内で発熱、発火してないよね?!と。
実際はいかがでしょうか。宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
温熱機器類はメーカー的には人工関節には使用しないでくださいと書いてある事がほとんどだと思います。
責任が持てませんからね。
ただ実際には影響ないと思われます。
主治医に確認されるのがベストかと思います。よろしくお願いいたします。