おはようございます!
朝起きたら髪型がモヒカンになっていたら焦る塗山正宏です。
モヒカン外来!
今日のテーマは、
人工股関節置換術と肥満についてです。
たまに外来で患者さんから質問されるシリーズ!のお時間がやってまいりました。
司会は、「今日もファイト一発!」でおなじみの整形外科医の塗山です。
では、はじめていきましょう。
今日の質問は、新潟県の佐渡島のパピコさん(仮名)からの質問です。
私、体重が重すぎて、他の病院で人工股関節の手術を断られてしまったのですが、どうしたらいいのでしょうか?
この質問、外来でたまにありますね。
体重が重い、身体が大きいからという理由で手術が出来ないと言われてしまったケースですね。
よくある答えとして、医師から「もう少し痩せてから手術しましょう!」と言われてしまうことがあるようです。
では、何故肥満があるとなぜ手術を断られてしまうのか?
肥満の患者さんは、手術による合併症発生率が高くなるのと、手術自体の難易度が高いからです。
実際のところ、難易度が高い手術をやりたがらない医師は沢山いますからね。
でも、関節の痛みで動けないのにどうやって痩せればいいんですか?
っていう気持ちになりますよね…涙。
はい、確かにその通りなんですよね。
関節が痛いと消費カロリーが増やせないですからね。
摂取カロリーだけを減らすしか出来ないですからね。
私の場合は、体重が重かろうが、身体が大きかろうが、基本はそれが理由で手術を断ることはしていません。
もちろん、体重が重ければ重いほど、手術の難易度、困難さは上がります。
そして、体重が重ければ重いほど、皮膚を切開する長さは長くなってしまいます。
少しでも痩せている方が、手術が行いやすいのは間違いないですね。
というわけで、肥満があるからといって手術を諦めなくていいですよ(笑顔)
諦めないで!
肥満があるからいって、人工関節の手術が受けられないわけではない。
「ガーリックライス好きな人、いいね!してください笑」
締めにガーリックライスを食べたくなってしまう整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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