おはようございます!
体幹を鍛える事で腰痛が抑えられると思っている塗山です。
体幹を鍛えるのは大事!
今回のテーマは、
変形性膝関節症と腰痛についてです。
膝の痛みと腰痛は関連するんですよ!
え、そうなんですか!?それはまいった…
変形性膝関節症と腰痛
こんにちは、整形外科医の塗山正宏です。
今日は膝の話題ですよ!
今回は「変形性膝関節症(Osteoarthritis of the Knee)」と「腰痛(Low Back Pain)」の関係についてお話しします。
リラックスして読んでみてくださいね!
変形性膝関節症とは
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が摩耗し、関節の痛みや腫れ、硬直が生じる慢性疾患です。
特に高齢者に多く見られ、膝関節の変形や機能障害を引き起こします。
この疾患は、膝関節の軟骨の摩耗により引き起こされる炎症が原因であり、歩行や日常生活の動作に支障をきたすようになります。
腰痛とは
腰痛は、腰部に生じる痛みを指し、その原因は多岐にわたります。
筋肉や靭帯の緊張、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、椎間関節障害など腰痛の原因は多岐にわたります。
腰痛は慢性的な痛みとなることがあり、生活の質を大きく低下させることがあります。
変形性膝関節症と腰痛の関係
変形性膝関節症と腰痛は密接に関連していることがあります。
以下にその関係について説明していきます。
歩行バランスの変化
変形性膝関節症の患者さんは、膝の痛みを避けるために歩行バランスが崩れることがよくあります。これにより、腰部に不自然な負担がかかり、腰痛が引き起こされることがあります。特に以下のような状況が影響します。
- 歩行時の負担増加:
- 膝の痛みを軽減するために、歩行時にバランスが崩れることで、腰部の筋肉や関節に過度な負担がかかります。
- 姿勢の変化:
- 痛みを避けるために前傾姿勢や偏った姿勢を取ることで、腰部に負担がかかり、腰痛が悪化する可能性があります。
筋力の低下
変形性膝関節症により活動が制限されると、下肢や体幹の筋力が低下します。筋力低下は腰部の安定性を損なうため、腰痛の原因となることがあります。
- 大腿四頭筋と臀筋の弱化:
- 膝の痛みにより運動量が減少すると、大腿四頭筋や臀筋が弱くなります。これにより、腰部を支える筋力が不足し、腰痛が発生します。
- 体幹筋力の低下:
- 体幹の筋力が低下すると、姿勢を維持するのが難しくなり、腰部に過度なストレスがかかります。
心理的要因
慢性的な膝の痛みはストレスや不安を引き起こし、これが腰痛を悪化させることがあります。
痛みに対する心理的なストレスは、筋肉の緊張を引き起こし、腰痛の原因となることがあります。
管理と対策
変形性膝関節症と腰痛を同時に管理するためには、以下の対策が効果的です。
- 運動療法:
- 筋力強化と柔軟性を高めるための運動療法が推奨されます。特に膝と腰を支える筋肉を鍛えることが重要です。
- 水中運動や自転車エルゴメーターなど、関節に負担をかけない運動が効果的です。
- 体重管理:
- 適切な体重を維持することで、膝と腰への負担を軽減することができます。バランスの取れた食事と定期的な運動が推奨されます。
- 適切な体重を維持することで、膝と腰への負担を軽減することができます。バランスの取れた食事と定期的な運動が推奨されます。
- 物理療法:
- 物理療法(温熱療法や電気刺激療法など)は、痛みの緩和と筋肉の緊張を和らげるのに役立つ可能性があります。
- 物理療法(温熱療法や電気刺激療法など)は、痛みの緩和と筋肉の緊張を和らげるのに役立つ可能性があります。
- 適切な姿勢:
- 正しい姿勢を保つことは、腰痛の予防に重要です。椅子に座る際や物を持ち上げる際に注意を払いましょう。
- 正しい姿勢を保つことは、腰痛の予防に重要です。椅子に座る際や物を持ち上げる際に注意を払いましょう。
まとめ
変形性膝関節症と腰痛は関連しやすいことがおわかりいただけましたでしょうか?
変形性膝関節症と腰痛の関連性を理解し、適切な対策を講じることで、生活の質を向上させることが可能です。
もし、膝や腰に痛みがある場合は、専門医に相談し、どのような膝や腰の状態なのかを知るところからはじめましょう。
そして、どのような対策および治療をしていけばいいのかを相談しましょう。
やはり適切な治療を受けることがとても大事かと思います。
というわけで、痛みを放置しちゃだめですよ!
放置あかーーーーん!
膝の痛みと腰痛は関連性が深いので要注意!
「ラーメン辛味噌大盛!」
たまに大盛ラーメンを食べたくなるけどカロリーが怖くて食べられない整形外科医の塗山正宏でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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