格言 Season185

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1. 人工関節手術後の回復で、いちばん大切な考え方

整形外科医の塗山正宏です。

外来やリハビリの場で、患者さんからこんな言葉を聞くことがあります。

ゆみこさん
ゆみこさん

隣のベッドの人は、もうスタスタ歩いています

げんじさん
げんじさん

同じ時期に手術した人のほうが、回復が早い気がします

そのたびに私は、こうお伝えしています。

塗山先生
塗山先生

比べるべきは他人ではなく、昨日の自分です。

これは、人工股関節置換術や人工膝関節置換術後の回復において、
最も大切で、最も忘れられがちな考え方です。


2. 回復のスピードは、人それぞれ違う

同じ手術名でも、患者さんの背景はまったく異なります。

  • 年齢
  • 体格
  • 術前の筋力
  • 痛みの期間
  • 生活習慣
  • 持病の有無

これだけ条件が違えば、回復のスピードが違って当然です。

他人と比べて落ち込む必要は、まったくありません。


3. 他人と比べると、回復はむしろ遅くなる

他人と自分を比べすぎると、

  • 焦って無理をする
  • 痛みを我慢しすぎる
  • リハビリが嫌になる
  • 自信を失う

という悪循環に入りやすくなります。

これは、医学的にも回復にマイナスです。


4. 成長の基準は「昨日の自分」

本当に見るべきなのは、
昨日の自分と今日の自分の違いです。

  • 昨日より一歩多く歩けた
  • 昨日より痛みが軽かった
  • 昨日より動くのが怖くなかった

それは、立派な回復の証拠です。

たとえ1ミリでも、確実に前進しています。


5. 回復は「競争」ではなく「積み重ね」

人工関節手術後のリハビリは、競争ではありません。
ゴールテープもありません。

大切なのは、

  • 自分のペースで
  • 止まらず
  • 続けること

この積み重ねが、
半年後、1年後の生活を大きく変えます。


6. 整形外科医として伝えたいこと

私は、
「一番早く回復する人」ではなく、
最後まで回復を続けられる人 を応援したいと思っています。

他人より遅くても構いません。
昨日より少し前に進んでいれば、それで十分です。



7. 最後に

塗山先生
塗山先生

比べるべきは他人ではなく、昨日の自分です。

回復の道は、人それぞれ。
あなたの一歩は、あなたにしか歩けません。

その一歩一歩を、
私は整形外科医として、これからも支えていきます。

諦めず、そして焦らずに。

塗山は常に応援していますよ!



【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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