おはようございます。
ドラゴンクエストのゲームの経験値稼ぎに、合計何時間費やしたのか気になる塗山正宏です。
はぐれメタルを探し続けて数時間・・・。
今回のテーマは、
人工関節手術の症例数と手術のクオリティについてです。
人工関節の手術を沢山行っている医師は、手術のクオリティが高いのでしょうか?
もちろん経験症例数が多ければ、それなりに手術の経験値が上がります。
手術の経験値があがれば、手術のクオリティも徐々に上がっていきます。
もちろんある程度のレベルになるには、それなりの経験症例数が必要です。
ただ一定の手術の経験症例数を超えると、そこから先はハッキリ言って生まれ持ったセンスによって、どれくらいのレベルまで達するのか決まると思っています。
これは正直努力だけではどうにも出来ない部分な気がします。
スポーツの世界と同じです。
みんながメジャーリーグの大谷選手になれるかと言えばなれませんよね。
努力だけでカバーできる部分とカバーできない部分があります。
医師というのは人によって技量や知識に差があります。
手術というのは、個の技量で差が出ます。
必ず差があります。
とても勉強が出来る東大の先生だからって必ずしも手術が上手いわけではないのです。
同じ人工関節の手術を専門にしていても、手術が上手い人、手術が下手な人、レベルは様々です。
一般の患者さんはベテランそうに見える医師は、おそらく手術が上手いんだろうなと思われると思いますが、必ずしもそうではないというのが現実ですね。
教授だからって手術が上手いかというと、必ずしもそうではありません。
歳を取ってるからって手術が上手いわけではないです。
それが現実ですね。
実際にその先生の手術の成熟度を測る指標としては、年間執刀症例数(合計執刀数も大事だが直近の執刀ペースのほうが大事)、手術時間、合併症などがあるかなと思います。
そして、他の医師に手術見学を行っている場合には、手術のレベルが高い目安になるかもしれません。
以上、私なりの考えを笑顔で述べてみました。
ちなみに批判は受け付けませんのであしからず笑。
手術のレベルは医師によって様々!
「筋トレの基本はスクワット!」
手の指の爪の長さにはいつも敏感な整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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