おはようございます!
連日ブログ更新を頑張っている塗山正宏です。
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今回のテーマは、
人工股関節のインプラントについてです。
さて、人工股関節はどんなインプラントで構成されているのでしょうか?
人工股関節は主に4つの部品から構成されています。
・金属製のカップ(チタン合金)
・軟骨の変わりのライナー(ポリエチレン製、セラミック製)
・骨頭ボール(セラミックや金属)
・ステム(チタン合金)

実際には、カップやステムには色々な種類があります。
骨セメントを使用するカップやステムや、骨セメントを使用しないカップやステムがあります。
例えばセメントレスステムには、以下のように色々な形状のステムがあります。

表のようにセメントレスステムには色々な種類があるのですね。
大腿骨の形状や骨質に応じて、セメントレスステムの使い分けをします。
人工股関節のインプラントの中の骨頭ボールには、セラミック製と金属製があります。
骨頭ボール自体は、ライナーにはまることで滑らかな股関節の動きが再現する事ができます。
以前は、骨頭ボールは金属製が使われる事が多かったのですが、現在はセラミック製が主流になっていますね。
人工股関節のインプラントは、海外製のものが大部分のシェアを占めますが、日本製のインプラントもあります。
人工股関節置換術でどのようなインプラントを使用するかは、患者さんの体形、骨の形、骨の質などを総合的に考慮して選択しています。
そして、私自身は、既にある程度臨床の現場において使用実績があり、長期に機能することが期待できて安心して使用できるインプラントを選択するようにしています。
色んな病院で人工股関節置換術が行われていますが、実際には執刀する医師の考え方や好みなども、人工股関節のインプラント選択の基準になる部分がありますね。
というわけで、人工股関節はこのように痛みの原因となるすり減った軟骨と傷んだ骨が人工物に置き換えられて痛みがなくなることで、日常の動作が楽になることが期待できます。
以上、人工股関節のインプラントについての説明でした!
人工股関節のインプラントには色々な種類がある!

「え、こんなのがバズるの??」
博多とんこつラーメンを注文するときは、基本替え玉はバリカタでオーダーする整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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