股関節319 変形性股関節症と外反母趾

外反母趾 股関節

おはようございます!
蕎麦よりうどんを食べる機会が多い気がする塗山です。





今回のテーマは、

変形性股関節症と外反母趾についてです。






塗山先生
塗山先生

外反母趾がある方、結構いるのでは??

さえこさん
さえこさん

そうなんです、外反母趾あるんです…。

変形性股関節症と外反母趾:足元から見る関節の健康

どーもー!整形外科医の塗山でーす!

みなさん、お元気ですかー?

変形性股関節症外反母趾は一見無関係に思えるかもしれませんが、実は体のバランスや歩行機能に密接に関連しています。

股関節と足の関節は、全身の運動を支える重要な役割を果たしており、どちらか一方に問題があると他方にも影響を及ぼすことがあります。

本記事では、変形性股関節症と外反母趾の関係性、両疾患を合併している場合の影響、治療や予防のポイントについて塗山が優しく笑顔で解説します。


変形性股関節症とは?

変形性股関節症は、股関節の軟骨が摩耗し、骨が直接擦れ合うことで痛みや関節の変形を引き起こす疾患です。主に中高年の女性に多く見られ、寛骨臼形成不全が要因となることが多いです。

主な症状

  • 股関節の痛み(歩行時や階段昇降時に増強)
  • 関節のこわばりや可動域の制限
  • 脚の長さの違い
  • 生活動作の制限(正座やしゃがみ動作が困難)


外反母趾とは?

外反母趾は、足の親指が内側に傾き、第一中足骨との間で角度が大きくなる変形を指します。

これにより、足の内側に痛みや炎症が生じることがあります。特に女性に多く、ハイヒールや先の狭い靴が原因となることが一般的です。

主な症状

  • 親指の痛みや腫れ
  • 足底部のタコやウオノメ
  • 歩行時の不快感やバランスの悪化
  • 靴が合わなくなる


変形性股関節症と外反母趾の関連性

股関節と足の関節は、歩行時に全体のバランスを取るために相互に影響し合います。

変形性股関節症があると、股関節の可動域制限や痛みを回避するために体の動きが変わり、それが足部の負担増加や外反母趾の進行を助長することがあります。

相互の影響

  1. 歩行パターンの変化
    • 股関節の痛みを避けるために、歩き方が不自然になり、足部に過度の負担がかかります。
  2. 体重分散の不均衡
    • 股関節の変形により、片足に体重が偏ることで、外反母趾が進行するリスクが高まります。
  3. 姿勢の崩れ
    • 股関節と足の変形が姿勢に影響を与え、膝や腰への負担も増加します。
  4. リハビリや運動の制限
    • 変形性股関節症と外反母趾が併存するとそれぞれの治療や予防を難しくすることがあります。



両疾患を合併している場合の治療と対策

1. 専門的な診断

股関節と足部の状態を詳細に評価することが重要です。

画像検査でそれぞれの関節の状態を評価する事が診断に役立ちます。

2. 痛みのコントロール

  • 股関節の痛みのコントロールには、消炎鎮痛剤や運動療法を用いることが一般的です。
  • 外反母趾の痛みには、適切な靴の選択やインソール(足底板)の使用が有効です。

3. 歩行補助具の活用

  • 股関節の負担を軽減するために杖を使用することがあります。
  • 外反母趾には、外反母趾装具が役立つことがあります。

4. リハビリテーション

  • 股関節の柔軟性を高めるストレッチや、筋力強化のための運動を行います。
  • 外反母趾には、足底筋のトレーニングやバランス練習が効果的です。

5. 手術的治療

  • 変形性股関節症が進行している場合、人工股関節置換術が必要になることがあります。
  • 外反母趾の重症例では、骨切り術や関節形成術を検討します。


日常生活での予防と注意点

1. 靴の選び方

  • 幅が広く、柔らかい素材で作られた靴を選ぶことが重要です。
  • ハイヒールや先の狭い靴は避け、足全体を支えるインソールを使用します。

2. 適度な運動

  • 股関節に優しい運動(ウォーキングや水中運動)が有効です。
  • 足指の体操や、タオルを使った足底筋のストレッチを日常的に行いましょう。

3. 体重管理

  • 適切な体重を維持することで、股関節と足部への負担を減らします。

4. 早期対応

  • 症状が軽度なうちに専門医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。


変形性股関節症と外反母趾の同時管理が重要な理由

両疾患を合併している場合、それぞれを個別に治療するだけでは効果が十分でないことがあります。

体全体のバランスを考慮した包括的な治療計画が必要です。

専門医の指導のもと、適切なリハビリや生活改善を取り入れることで、症状の進行を防ぎ、QOLを向上させることが可能です。


まとめ

変形性股関節症と外反母趾は、それぞれ単独でも生活の質を低下させる疾患ですが、両方が関連して症状を悪化させることもあります。

早期診断と適切な治療が重要であり、日常生活での予防策も大きな役割を果たします。

股関節や足に違和感や痛みを感じたら、ぜひ専門医に相談してください。

どんな病気も放置はダメです!

よろしくお願いしますよ!

塗山が許しませんからね!笑


変形性股関節症と外反母趾はお互いに影響するので要注意!

カレー

「カツ盛りすぎでしょ!」



暖かい季節になると身体を動かしたくなる整形外科医の塗山でした!


【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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