おはようございます。
常になにかの目標を持ち続けて生きていきたい塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術とメーカーさんについてです。
以前の記事で触れましたが、整形外科のなかの人工関節の手術では、手術中に使用する器械の数が多いため、メーカーの立会いがあることが非常に多いのです。
そういうわけで、実はどの先生が手術が上手いとか下手とか最も知っているのって、色々な病院で人工関節を執刀している先生の手術に立ち会っている人工関節メーカーの人間なのです。
人工関節メーカーの人間は、日々色々な先生の手術に立ち会っています。
そうすると、
・「この先生はこうやって手術するのか・・・」
・「この先生はこういう感じで手術するのか・・・」
・「こういうテクニックもあるのか!」
などなど様々な印象を持ちながら、人工関節の手術を執刀する先生のオペを見ています。
整形外科の医者なんかより遥かに様々な先生のオペを見ていますね(笑)
私なんかより沢山の手術を見ているのは間違いないですね。
医者に「どの先生がオペが上手いのですか?」と質問するより、メーカーの人間に「オペに立ち会ってて、どの先生がオペが上手いのですか?」って質問したほうがよく教えてもらえます。
一般の人からしてみると、手術って誰が上手いのか正直よくわかりません。
情報が全く開示されて無いので、わかる方法がないんですよね。
そんな時は、人工関節メーカーの人間に質問するのがいいでしょう。
とは言っても、実際質問する機会なんてなかなか無いと思いますが・・・(涙)
ちなみに人工関節メーカーの身内の手術を頼まれるようになったら、その先生は手術が上手いと思われます。
というわけで、
私は人工関節メーカーの身内のオペを頼まれたりする一人です(目を細めて遠くを見つめる)。
同じ手術でも執刀する医師が違えば別の手術。

「カレーは飲み物。」
最高1100gのカレーを食べたことがある整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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