おはようございます!
絵を描くのは苦手だけど、描くのは嫌いじゃない塗山正宏です。
しばらく絵を描いてないですけどね笑。
今回のテーマは、
変形性膝関節症の痛みについてです。
変形性膝関節症とは、膝関節が痛くなる代表的な病気です。
膝関節の軟骨が、加齢による摩耗や怪我による軟骨損傷によって、長期間かけて徐々にすり減っていきます。
その結果、変形性膝関節症を発症します。
一度すり減ってしまった軟骨は、基本的には回復しません。
膝関節の軟骨はすり減っていく一方です。
車のタイヤと一緒ですね。使えば使う程すり減っていきます。

先生!質問です!変形性膝関節症では、どんな症状が出るのですか?

良い質問ですね。では、元気よく答えていきますね!
・立ち上がる時や歩き始めに膝の違和感やこわばりが出る。
・少し違和感や痛みが出る時があるが、痛みは長続きはしない。
・歩いている時はそれほど痛みは感じない
立ち上がる時や歩き始めに膝の違和感や痛みが、最も早く現れやすい膝の症状です。
立ち上がる時に痛みが出ますが、この痛みは長続きせず、歩き出してしまうと痛みがなくなる場合がほとんどです。
そして、軟骨がさらに減っていくと・・・
・長距離歩くと痛みがでる
・休んでいても痛みが改善しない
・正座やしゃがむのが大変になった
・階段の昇り降りが辛くなってきた
・膝が曲がらなくなった
・膝が伸びなくなった
などの症状が出てきます。
さらに軟骨がすり減ってしまい、軟骨が無くなってしまうと・・・
・O脚がひどくなり、歩行するのが辛い
・歩くときは常に痛みがある
・近所にしか出かけることが出来ない
・膝の痛みで夜に目が覚めてしまう
・階段の昇り降りができない
・膝が常に腫れている
・膝を少し動かすだけでも痛い
というような状態になり日常生活が困難になってきます。
変形性膝関節症は進行性の病気です。
適切な時期に適切な治療を受けることが重要です!
膝の痛みを抱えている方は、目を背けず自分の膝としっかり向き合っていきましょう!
自分の膝は自分自身で守っていきましょう!

「フルーツタルトって美味しすぎませんか?笑」
トイレにウォシュレットが無いとテンションが異常に下がる整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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