股関節131 変形性股関節症と杖の長さ

杖の長さ 股関節

おはようございます。
人生を狂わせるSASUKEが好きな塗山正宏です。
「アルティメットクリフハンガー!!」



今回のテーマは、

変形性股関節症と杖の長さについてです。




たまに外来で質問されるものとして、

ひろしさん
ひろしさん

杖の長さはどうしたらいいのですか?

という内容があります。


目安としては、

身長(センチ)➗2➕2センチ=杖の長さ

または、

身長(センチ)➗2➕3センチ=杖の長さ

という式があります。


もし、身長が160cmであれば、

160➗2➕2センチ=82cm

となります。



ただし、実際には脊椎や骨盤のバランス、また脚長差によって杖の長さは変わってきます。

ちなみに、杖の先を同側の足先の前方20センチにおき、肘を30~40度(軽く肘を曲げた角度)に屈曲した位置を目安に、杖の長さを調整しましょう。

杖が長すぎると、杖に体重をかけることができないため、杖本来の役割を果たすことができません。

また、反対に杖が短すぎると、体幹が前かがみになってしまい、重心が安定しないため、転倒するリスクが高まり危険です。

杖は適切な長さで使用し、歩行することが重要です。

杖の長さが良くわからなければ、理学療法士と相談するのがベストですね。


杖を使用する時は、適切な杖の長さで歩きましょう!

画像

「牛丼はとりあえず吉野家派」

たまに牛丼を食べたくなる整形外科医の塗山正宏でした。


ジョイントフィットネス

塗山正宏監修のリハビリジム

【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

コメント

タイトルとURLをコピーしました