おはようございます!
昔より疲労が抜けにくくなっている気がする塗山です。
今回のテーマは、
人工膝関節手術で後悔する人の特徴7選についてです。

どんな手術でもそうですが、よく理解して受ける事が大事なんですよ。

そうですよね…
【整形外科医が本音で解説】人工膝関節手術で後悔する人の特徴7選
1. 「やればよかった」ではなく「やらなければよかった」を防ぐために
まずは結論。
人工膝関節手術で後悔する人の多くは「手術そのもの」ではなく“期待と現実のズレ”が原因です。
外来でこんな声を聞くことがあります。

手術してよかったです
その一方で、少数ですがこういう声もあります。

思っていたのと違いました…
人工膝関節置換術(TKA)は満足度80〜90%の優れた手術ですが、裏を返せば
👉 10〜20%は何らかの不満を感じる
という現実があります。
この記事では
✔ 後悔しやすい人の特徴
✔ 医師目線の“本当の原因”
✔ 後悔を防ぐためのポイント
を、整形外科医の塗山正宏が笑顔を交えつつ本音で解説します。
2. なぜ後悔が起こるのか?
最初に結論です。
👉 手術は成功しているのに満足しない
これが後悔の正体です。
つまり問題は
手術の技術ではなく患者さんの期待値です。
3. 人工膝関節手術で後悔する人の特徴7選
① 「元の膝に戻る」と思っている人
これは非常に多いです。
人工膝関節は
❌ 元の膝に戻す手術ではありません
⭕ 痛みを取る手術です
違和感・硬さは多少残ることがあります。
👉 期待値が高すぎると後悔しやすいです。
② 痛みがそこまで強くない段階で手術した人
- 少し痛い
- でも生活できる
この段階で手術すると
👉 術後の改善を実感しにくくなります
結果、「やらなくてもよかったかも」となる可能性があります。
③ リハビリを軽視している人
人工膝関節は
👉 手術+リハビリで完成する治療
です。
- 動かさない
- 怖がって使わない
これでは
- 可動域制限
- 筋力低下
が残りやすくなります。
④ 痛みゼロを期待している人
現実は
- ほぼ痛みなし → 多い
- 完全にゼロ → 個人差あり
👉 “0か100か思考”は危険
⑤ 他の原因(腰・股関節)を見逃している人
膝が痛いと思っていても
- 腰椎疾患
- 股関節疾患
が原因のことがあります。
この場合
👉 手術しても痛みが残る
⑥ 重度の筋力低下がある人
長期間の痛みで
- 筋肉が落ちている
- 歩行能力が低い
この状態では
👉 術後の回復が遅い
⑦ 情報を調べすぎて不安が強い人
現代あるあるです。
- ネット検索
- SNS
- 体験談
結果
👉 悪い情報ばかり記憶に残る
そして「やっぱり失敗だったのでは…」となりやすいです。
4. 実は最も重要なポイント
人工膝関節手術で後悔するかどうかは
👉 手術前にほぼ決まります
重要なのはこの3つ。
- 正しい理解
- 適切なタイミング
- 現実的な期待
5. 後悔しないためのチェックリスト
手術前に確認してください。
☑ 歩行時の痛みが強い
☑ 日常生活に支障がある
☑ 保存治療で改善しない
☑ リハビリに取り組む意思がある
☑ 手術の目的を理解している
👉 これが揃えば満足度はかなり高くなります
6. 実際の満足度は?
人工膝関節置換術は、約80〜90%が満足と報告されています。
つまり、
👉 正しく選べば“非常に成功率の高い手術”です。
7. 整形外科塗山からの本音メッセージ
外来でよくある言葉があります。

もっと早く手術すればよかった!
逆に

やらなければよかった…
は、実は多くありません。
その差を分けるのが
👉 準備と理解です。
8. まとめ|後悔は防げる
人工膝関節手術は
- 正しく選べば
- 人生を変える手術
です。
後悔するかどうかは
👉 手術の良し悪しではなく
👉 “納得して受けたかどうか”
で決まります。
以上、参考になりましたでしょうか!?
では、筋トレ行ってきます。
9. 参考文献
- Carr AJ et al. Knee replacement. Lancet.
- Losina E et al. Outcomes after total knee arthroplasty. Arthritis Care Res.
- American Academy of Orthopaedic Surgeons Clinical Practice Guideline
- Osteoarthritis Research Society International
人工膝関節の手術は、症状の改善は期待できるが、多少の症状が残る事はよくある。

「大盛り豚丼!」
まだなんとか大盛りを食べる事ができる整形外科医の塗山正宏でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医


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