格言 Season190

格言 格言

1. 整形外科医が本当に向き合っているもの

整形外科医の塗山正宏です!!

みちよさん
みちよさん

痛みは取れました。でも、前の生活に戻れるかが不安です。

外来で、よく聞く言葉です。

そして私は、この言葉にこそ、医療の本質があると感じています。


塗山先生
塗山先生

医療の仕事は、治すことより“続けられる日常”を取り戻すことです。




2. 「治った」と「生活できる」は別の話

レントゲンがきれいでも、
数値が正常でも、
生活が元に戻らなければ、患者さんにとっては“治っていない” のです。

  • 階段がつらい
  • 長く歩けない
  • 外出を控えるようになった
  • 趣味をやめてしまった

これでは、本当の意味での回復とは言えません。


3. 整形外科医が見ているのは“関節”だけではない

人工股関節置換術や人工膝関節置換術を行うとき、私が常に考えているのは、

  • この方は、どんな生活に戻りたいのか
  • 何を続けたいのか
  • 何をあきらめてきたのか

手術は目的ではなく、日常を取り戻すための手段す。


4. 「続けられる日常」とは何か

続けられる日常とは、決して特別なものではありません。

  • 買い物に行く
  • 散歩をする
  • 家事をこなす
  • 人と会う

こうした当たり前の積み重ねこそが、人生を支えています。


5. 無理をさせない医療こそ、長く続く

「もっと頑張らないと」
「我慢すれば良くなる」

そう思って無理をすると、
日常は続きません。

大切なのは、

  • 痛みと上手につきあう
  • できることを少しずつ増やす
  • 休むことも許す

続けられるペースを一緒に作ることです。


6. リハビリは“特訓”ではなく“日常への橋渡し”

リハビリは、強くなるための訓練ではありません。
日常に戻るための準備です。

  • 家の中で安全に動けるか
  • 外出先で不安なく歩けるか
  • 転ばない体になっているか

その一つひとつが、日常を支えています。


7. 最後に塗山からのメッセージ

塗山先生
塗山先生

医療の仕事は、治すことより“続けられる日常”を取り戻すことです。

痛みがゼロでなくてもいい。

完璧でなくてもいい。

明日も、同じ日常を安心して続けられること。

それこそが、医療が目指すゴールだと私は考えています。

以上、整形外科医の塗山正宏からの魂のメッセージでした。

では、筋トレ行ってきます。



【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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