【決定版】股関節の痛みの原因はこれ見逃されやすい5つの病気と受診の目安を専門医が解説
こんにちは。整形外科医の塗山です!
本日も皆様に全力で解説していきます。
「股関節が痛い…でも原因がよく分からない」
この状態、実はかなり多いです。
外来でも
- 「レントゲンは異常ないと言われた」
- 「年のせいと言われた」
という方がよく来られます。
しかし実際には…
👉 股関節の痛みには“はっきりした原因”があります。
しかもその中には
👉 見逃すと悪化する病気も含まれています。
この記事では、専門医の視点で股関節の痛みの本当の原因と、受診の目安をわかりやすく整形外科医塗山が解説します。
1. 結論:股関節の痛みは5つの原因でほぼ説明できる
股関節の痛みの多くは、次の5つに分類されます👇
- 変形性股関節症
- 寛骨臼形成不全
- 股関節唇損傷
- 大腿骨頭壊死症
- 腰や筋肉など他の部位の影響
👉 「どれかに当てはまる」と考えてOKです
2.【まず確認】痛みの場所で原因のヒントが分かる
痛みの場所はとても重要です👇
- 鼠径部(足の付け根) → 股関節の可能性大
- お尻 → 腰の可能性
- 外側 → 筋肉や腱の可能性
👉 ただし症状によって原因は様々であるため、最終判断は専門医の診察が必要です
3. 股関節の痛みの原因5選
① 変形性股関節症(最も多い原因)
👉 進行性で自然には治らない病気です
特徴
- 歩くと痛い
- 動き始めが痛い
- 進行すると安静時も痛い
原因
👉 軟骨がすり減り関節が変形
ポイント
👉 初期は違和感程度で見逃されやすい
② 寛骨臼形成不全(女性に多い)
👉 日本人に最も多い重要な原因です
特徴
- 若い頃から違和感
- 出産後に悪化することも
- 片側の痛みが多い
原因
👉 股関節の受け皿が浅い
ポイント
👉 レントゲンを撮らないと分かりにくい
③ 股関節唇損傷(見逃されやすい代表)
👉 比較的若い方にも多いです
特徴
- 引っかかる感じ
- 動きに伴って痛みが出る
原因
👉 関節のクッション(関節唇)の損傷
ポイント
👉 MRIなどの精密検査が必要
④ 大腿骨頭壊死症(見逃すと危険)
👉 早期発見が重要な病気です
特徴
- 急に痛くなる
- 安静時も痛い
- 比較的若い人にも起こる
原因
- ステロイド
- アルコール
- 喫煙
などが関与
ポイント
👉 初期はレントゲンで分かりにくい
⑤ 股関節以外が原因のケース
👉 実はかなり多いです
例
- 腰椎疾患(坐骨神経痛)
- 筋肉・腱の炎症
特徴
- お尻や太ももに痛み
- しびれを伴うことも
👉 原因は股関節“ではない”可能性
4.【要注意】見逃してはいけない危険なサイン
以下がある場合は早めの受診をおすすめします👇
- 安静時も痛い
- 夜間痛がある
- 急激に悪化した
- 歩けないほど痛い
👉 放置はNGです
5. 股関節が痛いときは何科に行くべき?
結論👇
👉 整形外科を受診してください
ただし
- しびれが強い → 腰の可能性
- 発熱がある → 感染の可能性
👉 状態に応じて判断が必要です
6. 自分でできる簡単セルフチェック
目安として👇
- 靴下が履きにくい → 股関節の可能性
- 前かがみで痛い → 股関節や腰の可能性
- 歩くと痛い → 股関節の可能性
👉 あくまで参考です
専門医による診察が重要です。
7. よくある誤解(外来あるある)
❌「年のせいだから仕方ない」
→ 原因があります
❌「ストレッチすれば治る」
→ 原因によります
❌「レントゲンが正常=問題ない」
→ 見逃される疾患もあります
8. まとめ|原因を見極めることが最短の解決法
股関節の痛みは
👉 原因によって治療が全く変わります
つまり
👉 自己判断が一番危険です
9. 最後に(整形外科医塗山からのひとこと)
股関節の痛みって、意外と我慢できてしまうんですよね。
だからこそ
👉 「なんとなく痛い」が長引く
でもその中には
👉 見逃してはいけない病気が隠れていることもあります
「ちょっと気になる」くらいで、ちょうどいいです。
10. ▶ 気になる症状がある方へ
「原因が分からないまま我慢する」のが一番よくありません。
- ただの筋肉痛だと思っていたら
- 実は股関節の病気だった
👉 これは珍しくありません。
私は、“原因をはっきりさせること”を重要視して診察しています。
「これって股関節?」と思った時点で一度ご相談ください。
11. ❓ よくある質問(FAQ)
Q. 股関節の痛みは自然に治りますか?
👉 原因によりますが、多くは自然には治りません
Q. 痛みが軽くても受診した方がいいですか?
👉 はい。早期の方が対処しやすいです
Q. 片側だけ痛いのはなぜ?
👉 構造や使い方の左右差が関係します
12. 📚 参考文献
- Clohisy JC, et al. Natural history of hip disorders
- Mont MA, et al. Osteonecrosis of the femoral head
- Byrd JWT. Labral lesions of the hip

股関節周辺の痛みの原因は色々あるので注意が必要だと言い続ける整形外科医の塗山でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医


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