膝関節の病気や治療と手術について整形外科医の塗山正宏が説明します

おはようございます！
旅行行くのは割と好きな塗山です。
非日常を味わうのは刺激がありますよね！

今回のテーマは、

人工膝関節置換術と旅行についてです。

塗山先生

今回は皆さんが大好きな旅行の話ですよ！

みきこさん

え～！嬉しい～～！！

全国1000万人の旅行ファンの皆様、お待たせしました。

整形外科医の塗山正宏が「人工膝関節置換術と旅行」というテーマでトークを繰り広げていきますよ！

心して聞いてくださいね！

人工膝関節置換術と旅行

こんにちは、整形外科医の塗山正宏です。

今日は、「人工膝関節置換術と旅行」について詳しくお話しします。

手術後の生活を楽しむために旅行を計画する方も多いと思いますが、安全かつ快適に過ごすためにはいくつかの注意点があります。

まず、手術後すぐに旅行を計画するのは避けましょう。

通常、手術後のリハビリテーション期間は最低でも3ヶ月ほどは必要でしょう（もちろ個人差あり）。

この期間中は、膝の安定性を確保し、筋力を回復させるためにリハビリに専念することが重要です。

膝の状態が十分に安定し、日常生活に不自由がなくなってから旅行を計画するのが理想です。

膝の回復が不十分な状態での旅行は避けるようにしましょう。

医師との相談: 旅行の計画が具体的になったら、主治医に相談し、膝の状態や旅行中の注意点についてアドバイスをもらいましょう。
持ち物の準備:
- 必要な薬（痛み止め、湿布など）
- リハビリ用具（膝のサポーター、ストレッチバンドなど）
- 医療記録（手術や現在の治療に関する情報）
- 旅行保険（特に医療保険のカバー範囲を確認しましょう）
移動手段の選択: 長時間の移動は膝に負担をかける可能性があるため、以下の点に注意してください。
- 飛行機や電車: 定期的に立ち上がって歩くようにしましょう。膝を動かすことで血流を良くし、深部静脈血栓症を防ぎます。
- 車: 定期的に休憩を取り、ストレッチを行うようにしましょう。サービスエリアやパーキングエリアで休憩を取り、膝を曲げ伸ばす時間を確保します。

適度な休憩: 観光地を巡る際には、膝に無理をかけないよう、適度に休憩を取りながら移動してください。観光地によっては、エスカレーターやエレベーターを利用するなど、膝への負担を軽減する方法を考慮しましょう。長時間歩くことを避け、必要に応じてタクシーや公共交通機関を利用しましょう。
快適な靴: クッション性のある快適な靴を選びましょう。膝にかかる衝撃を和らげるために、靴底の厚いスニーカーやウォーキングシューズがおすすめです。
リハビリの継続: 旅行中でも、毎日のリハビリ運動を続けることが大切です。ホテルの部屋でできる簡単なストレッチやエクササイズを取り入れ、膝の柔軟性と筋力を維持しましょう。膝を伸ばす、曲げる、軽い筋力トレーニングを行うなど、通常のリハビリを怠らないようにします。

旅行先を選ぶ際には、膝に負担をかけずに楽しめる場所を選ぶと良いでしょう。以下のポイントを考慮しましょう。

温泉地やリゾート地: これらの場所ではリラックスできる環境が整っており、膝に負担をかけずに過ごすことができます。温泉はリハビリにも効果的です。
都市観光: 公共交通機関が充実している場所を選ぶと移動が楽になります。観光バスや地下鉄を利用して、効率的に観光地を巡りましょう。
自然環境: 美しい景色を楽しみながら、軽いハイキングや散策を楽しむことができます。ただし、道が整備されている場所を選び、無理のない範囲で楽しみましょう。

日本国内の温泉旅行: 箱根、草津、湯布院などの温泉地を訪れ、温泉に浸かりながらリラックス。温泉地では、リハビリに適したウォーキングコースや、足湯スポットも多くあります。
都市観光: 東京、大阪、京都などの都市で、博物館や美術館、観光名所を巡る。都市部では、公共交通機関を利用して効率的に移動が可能です。
自然散策: 富士山周辺や軽井沢で、自然の中でのんびりと過ごす。整備された道を選び、無理のないペースで散策を楽しむことができます。