おはようございます。
仕事中は基本裸足状態の塗山正宏です。
クリニックにいる時は常に裸足ですが、なにか?(笑顔)
本日のテーマは、
変形性膝関節症と非薬物療法についてです。
変形性膝関節症の治療については様々な方法があります。
大きく分けると、薬物療法、非薬物療法、外科的療法の3つがあります。
日本整形外科学会の変形性膝関節症の治療ガイドラインにおいて、治療については「推奨度」で分類されています。
推奨度のAは「行うように強く推奨する」となっています。
推奨度Aのなかには非薬物療法が含まれています。
非薬物療法の中身としては、
変形性膝関節症の非薬物療法
・変形性膝関節症患者には、定期的な有酸素運動、筋力強化訓練および関節可動域訓練を実施し、かつこれらの継続を奨励する。
・体重が標準を超えている膝 OA 患者には、減量し、体重をより低く 維持することを奨励する
・歩行補助具は、変形性膝関節症患者の疼痛を低減する。患者には、対側の手で杖・松葉杖を最適に使用できるよう指示を与えること。両側性の 疾患を有する患者には、フレームまたは車輪つき歩行器が望ましい。
簡単にまとめると、
・運動(散歩、筋トレ、ストレッチ)
・体重のコントロール
・杖の使用
ということですね。
まず、膝の痛みが出始めたら、これらの非薬物療法を継続することから始めてみましょう。
はじめの一歩を踏み出しましょうよ!
とにかくスタートするのが一番大事!
変形性膝関節症には非薬物療法も大事。

「ブルガリアンスクワット!」
個人的にブルガリアンスクワットが好きな整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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