股関節4 人工股関節置換術後のリハビリ

股関節

おはようございます。
人工股関節と人工膝関節のオペをやっている塗山正宏です。

今回のテーマは、

人工股関節置換術後のリハビリについてです。



私が行っている人工股関節置換術は、筋肉、腱を切らずになるべく組織を温存して行う人工股関節置換術です。

具体的には、仰臥位(あおむけ)で行う仰臥位前外側進入法です。

英語で言うと、Anterolateral Supine Approach (ALS) です。

患者さんの骨の変形度合いや体格によっては、数年前まで仰臥位前方進入方:Direct Anterior Approach(DAA)を行う場合もありしたが、現在は全例ALSで行っています。

なぜならこの手術方法が1番優れている方法だと感じているからです。




では、本題です。

「人工股関節置換術の手術後のリハビリテーションはいつから始めるのですか?」

外来でよく受ける質問です。



一般的なリハビリプランは、手術後翌日、または2日後くらいから歩行練習が始まります。

しかし、私のリハビリプランは手術当日の術後3時間後から始めます!

術後3~4時間で本当に動けるの?と疑問に思われると思います。

実際には、体調さえ問題なければ、ほとんどの患者さんが立つことや歩行が出来ます。

両側同時人工股関節置換術後の患者さんでも歩行可能です。

もし仮に動けない場合は痛みで動けないというよりは、気持ちが悪くて動けないという感じです。

痛くて動けないことは殆ど無いですね。



早期に離床(ベッドから離れる)することによって、血栓症の予防にもなります。

早期離床するには、手術の侵襲やダメージが少なくないと出来ません。

逆に言うと、手術が低侵襲だから早期離床が可能になります。

早期離床させるためにも、私は常に手術をなるべく低侵襲で行えるように心がけています。

現場からは以上です!


手術をなるべく低侵襲で行うことにより、早期離床を可能にする。



お寿司には基本醤油をつけない派の整形外科医の塗山正宏でした。


【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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